
AWSアプリ別2024-06
Strands Agentを活用したマルチステップ承認ワークフローAI
Strands Agentワークフロー承認
## Strands Agentで構築するマルチステップ承認ワークフローAI
### プロジェクト概要
Strands Agentを活用したマルチステップ承認ワークフローAIは、AWSのStrands Agentsフレームワークを基盤に、複雑な承認プロセスを柔軟に構築できるソリューションです。条件分岐、並列処理、エスカレーション、タイムアウト処理など、実務で必要な機能を網羅しています。
### 背景と課題
企業の承認ワークフローは、単純な直列処理だけでは対応できないケースが増えています。
**複雑な承認ルール**:金額、部門、内容によって承認者や承認経路が異なり、従来のワークフローツールでは表現が困難でした。
**並列承認の必要性**:複数部門の承認が同時に必要なケース(例:予算承認と法務承認の並行実施)への対応が求められていました。
**例外処理の難しさ**:承認者の不在時の代理承認、一定期間経過後のエスカレーション、差し戻し後の再申請など、例外的な処理への対応が課題でした。
### ソリューションの詳細
**1. ビジュアルワークフロービルダー**
承認フローをドラッグ&ドロップで視覚的に設計できます。条件分岐、並列分岐、合流、ループなど、複雑なフローも直感的に構築できます。
**2. AI条件判定**
申請内容をAIが分析し、適切な承認経路を自動決定します。「この内容は法務確認が必要」「金額的に役員決裁が必要」などの判断を、ルールベースとAI判断を組み合わせて行います。
**3. 動的承認者決定**
申請時点の組織情報、プロジェクト情報、権限情報を参照し、承認者を動的に決定します。組織変更があっても、ワークフロー定義の修正は不要です。
**4. 自動エスカレーション**
設定した期限を過ぎても承認されない場合、自動的に上位者にエスカレーションします。リマインド通知、代理承認者への転送なども自動で行います。
**5. 監査ログ・コンプライアンス**
すべての承認アクションを詳細にログ記録します。「誰が」「いつ」「何を」承認したかを追跡可能で、監査対応やコンプライアンス要件を満たします。
### 技術的特徴
AWS Strands Agentsフレームワークをベースに構築されており、高いスケーラビリティと可用性を実現しています。サーバーレスアーキテクチャにより、利用量に応じた柔軟なコスト管理が可能です。
Slack、Teams、メールなど、既存の通知チャネルと連携し、承認者は使い慣れたツールから承認操作を行えます。モバイル対応により、外出先からの承認も可能です。
### 導入効果
導入企業では、承認プロセスの平均所要時間が5日から1.5日に短縮されました。差し戻しや再申請の件数も減少し、申請者・承認者双方の業務効率が向上しています。コンプライアンス監査への対応も容易になり、ガバナンス強化にも貢献しています。